■■ 最後のさなぎ 2 ■■




お庭で見守ることにしてから2日後の朝。

アゲハさんの姿が見えない・・・




落胆していたら、その翌日。

地面の草の間で、必死にもがいているところを発見!


この日は冬のような寒さ。

居てもたってもいられず お部屋に招きました





実は、羽化してからというもの

この子が蜜を吸う姿を見たことがありません。


お花はいろいろあるのに、

どんなに誘導しても ハルジオンですら

反応を示してくれませんでした。




いくら何でも、ごはん食べなければ生きてゆけない。




砂糖水をこしらえて 





■■ 最後のさなぎ 2 ■■_c0195662_21245882.jpg





見向きもしません。






日に日に衰弱してゆくこの子を

見るに見かねて、

なんとかごはんをと、ネットで調べて

つまようじでストローを伸ばしてあげたりもした




もしかしたら、この行為が 致命傷になったのかもしれません。




その少し後 ぶるぶると震え始め

静かに 息を引き取ったのでした







翌朝。

庭で、何より開花を待ちわびていたツツジが

一足遅く、やっと最初の一輪が開花した。





最後の一枚は 夢の一輪の上で





※取り切れなかったさなぎは

少しずつ、取り除いてあげることができました


男の子でした。




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たった6日の生

それでも、この子は満足だったと思う。



と同時に、 なぜこの子は

一度も、蜜を求めなかったのか

永遠の宿題を与えて 去っていった


いつの日か、その答えを見つける日が来るのだろうか。





 
・・・今、私の脳裏には

この子が、飛びたい、飛びたいと

力強く羽ばたく姿が、鮮明に残っている。





そして今日、所用で出かけた街で

元気に飛び交うアゲハ蝶を見た。




蝶が成虫になれる確率は、非常に低い。



今、目の前を飛んでいる蝶は

数々の困難を乗り越えた、ほんの一握りの

幸運を得た子。






by Sippo5655 | 2019-04-29 22:30 | | Comments(17)
Commented by h6928 at 2019-04-29 22:44
たかが虫一匹・・・という
世の中一般の見方からすると、虫さんの命って
凄く軽いものに見えるのでしょうね。
そう、たかが虫けら。
でも、その「たかが」それぞれはみんな必死に生きようと
最後まで努力するわけで
ただ、その努力はだぁ~れも見ていない所でしていても
無きに等しい・・・んですよね。
生き物それぞれ、DNAの業に導かれ悪戦苦闘を強いられて、
必死に頑張るしかなさそうです。
う~ん、深良い視点ですねぇ~。
Commented by gonbe-0526 at 2019-04-30 18:20
こんばんは
6日間の命残念でしたね。
sippoさんに見守られたのが幸せだったと思います。
自然界では6日もったかどうか・・・
そう思ってください。
Commented by MIYAKOUTA5040 at 2019-04-30 20:31
このアゲハはきっとSippoさんに感謝していることでしょう。
昆虫から学ぶことは、かけがえのない命の尊さですね。
束の間のひと時ですが
懸命に生きようとする姿には、
胸を打つものがあったことと思います。


Commented by 山本 at 2019-04-30 22:10 x
こんばんは、Sippoさん、
そうでしたか、残念でしたね。でも最後まで頑張ったんですね。
きっとSippoさんには感謝していると思います。
Commented by midori at 2019-05-01 16:36 x
2012年の2月12日、神奈川県で、クロマダラソテツシジミが羽化不全で誕生しました。気温が10℃に満たないのに...
目頭が熱くなりました。
今回は、貴殿のドキュメントで涙がこぼれました。(年かな~...最近涙腺が弱くて!?)
Sippo☆さんの下で誕生できたのだから、6日間タップリ愛情を注がれたんだから...幸せでしたよ。
Commented by hiro-photo at 2019-05-01 17:35
こんばんは。
↓のオタマジャクシは、これくらいの生育具合の物が可愛いですね、みんなが寄り添って日向ぼっこでもしているようですね。
蝶の羽化は思うほど簡単な物ではなさそうですね、元気に飛んでいる蝶たちも、危険な状況を乗り越えての今があるのですね。
Commented by peko at 2019-05-01 19:22 x
残念でしたね。。
短い一生でしたがそのつぶらな瞳で
何かを見つめながら旅だって行ったことでしょう。。
今日庭で、羽化したてのような美しいアゲハチョウを見ました^^
ビオラの花の蜜を吸って行きました。
尊い命ですね^^
応援です☆彡
Commented by h_e_r_om at 2019-05-01 20:44
こんばんは♪ん....、現実は厳しいのですね。
未知のチカラで選ばれし者が空を舞えるんですね。
今日、キアゲハを見ました。でもすごく小さかったなぁ。。。
Commented by chantake123 at 2019-05-02 06:19
丁度こちらでは春型のアゲハが最盛期で、たくさん飛び交っています。無事成虫になることができたほんの一握りがこうして飛び回ることができるのだと
思います。自分は子供の頃から虫が好きで飼育も少ししましたが、今思えば可愛そうなこともしました。カブトムシが部屋を作れず土の上でさなぎになった
り、アブラゼミが幼虫の殻から抜け出せぬままに固まってしまったり、暖かい部屋でアオスジアゲハが2月頃羽化してしまったり…。でも、命の尊さ、大切さ
をたくさん学ばせてもらったと思っています。Sippoさんのブログを見て、先日はアゲハを見に行こうと近所の川沿いを歩いた次第です。
Commented by の子 at 2019-05-02 21:56 x
生きるって奇跡なんですね。
蝶や虫を見かけると、Sippo☆さんの優しさを思い出しています。
Commented by nika4 at 2019-05-02 22:39 x
羽化不全では生き残れないのでしょう。
6日の命でしたが、蛹から羽化出来て、一生を全う出来たのではないでしょうか。
Commented by happysweet1205 at 2019-05-03 00:15
こんばんは
Sippoさんの暖かい思い エールに
このコはやすらぎを感じていたかもしれないですね。
できれば最期に少しでも甘い水を飲ませてあげたかったですね。
蝶が成虫になれるのはわずかなんですね・・・
みんな元気よく成虫になれるのかと思っていました。

Commented by バンビ at 2019-05-03 20:11 x
こんばんは。
>地面の草の間で、必死にもがいているところを発見!
見つけたときの驚きは、凄いものがありましたね。
この子にも、寿命があったんですね。
人間も寿命が決まっているとか?
12羽のエナガ団子を見つけましたが
最後まで生き延びるのは数羽とか?
自然界は、厳しいものがありますね。
Commented by kame-photo-2 at 2019-05-03 23:21
こんばんはです!
わずか6日と儚い命でしたが自然下ならもっと短かったかも・・
これも運命とはいえ何とか生き延びてほしかったですが
たとえ生き延びたとしても飛べなければね〜
Commented by vangino at 2019-05-04 19:18
こんばんは
昨年秋から水槽で川の小さな淡水魚や熱帯魚を飼い始めました
半年の間に水槽は四つに増えそれにつれ原因がわからない魚の死に直面しています
生き物を飼育する難しさと楽しを感じている今日この頃ですが、命についてはより深く感じています☆
Commented by ichizo88 at 2019-05-05 09:33
羽化するプロセスはそれほど精妙なものなんですね。
当たり前と思っていることが、実はそうではないことに
気づかされます。
Commented by himeoo27 at 2019-05-05 14:37
我が家でも毎年1回程度羽化不全のアゲハを見つけます。
自然界では残念ながら上手く羽化することの方が少ない
のかもしれません。
少なくとも自然界では、お腹が空いた状況で凍え死ぬと
ころ少なくとも最後は暖かい場所だったので良かったと
のではと思います。
また、このアゲハのご冥福をお祈りいたします。
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