■■ 銀の導き 2 ■■





c0195662_22152784.jpg





銀色の複眼。

その謎を解きたくて 帰宅してから必死に調べた。


いくら検索しても、銀色の瞳を持つミヤマシロチョウの画像が見つからない・・・




この子のこと調べて 少しずつ わかってきたこと

その歴史は、遥か氷河期に及ぶという




「ふるさとは中国西部とみられており、約150万年前に始まった氷河期によって、

移動性のあるミヤマシロチョウは、寒期(氷河期)に山を降り、

暖期(間氷期)に山を登るという行動を繰り返しながら、やがて朝鮮半島へたどりつきます。

そして大陸と日本が繋がった激しい寒波の際に

朝鮮半島を南下して日本本州に避難しますが、

一部のものが帰るべき道を間違えて中部地方の山岳地帯を登ってしまったのでしょう。

その結果が、日本、中国東北、朝鮮北部との遠隔分布を引きおこしたと思われます。」



以上、こちらより引用




そして見つけたのはこの本だった。


早速注文。



c0195662_22153555.jpg






届いてすぐにページをぱらぱらとめくる・・・


ほどなく 謎を解き明かしたページに出会えた。




以下、引用します。



「羽化直後の複眼には、ヤマキチョウ類似の偽瞳孔がみられる。

しかし、これも時間がたつとともに無瞳孔型にかわる。

複眼が無瞳孔型になるのはシロチョウ科の仲間ではこのミヤマシロチョウだけである」





そうだったんだ・・・!!


もう一度 この子に会いに行こう。


そう決意して、翌週 再び高原へと向かった。





c0195662_22154436.jpg



羽化直後の子が、またいた。


たしかに、銀色の複眼








c0195662_22155360.jpg



そして、少し成長した、黒い複眼






日本中でもごく限られた地域でしか生息していない

高山蝶の中でも、最も減少している

美しい蝶たちの楽園が、目の前で展開されていた。




会いに行って 本当に良かったと 心から思った。








彼方高山で、どれほど長い間


種を紡ぐ 努力を、積み重ねてきたの




c0195662_22161150.jpg



仲間が、いっぱいだ








c0195662_22161973.jpg



分かち合う ごはん。






目を潤ませながら




共に、戯れた ひととき







c0195662_22163139.jpg




どうかこの子たちの将来を守ってあげてと


神様に お願いしながら・・・






[ミヤマシロチョウ] ※ラストは、食樹メギにての交尾




~ to be continued ~
by Sippo5655 | 2013-07-23 22:54 | 虫いろいろ | Comments(39)
Commented by hemlenk at 2013-07-23 23:15
やはり羽化直の印でしたか(=^・^=)
よく調べましたね。シロチョウ科では本種だけ!そうなんですか(=^・^=)ナイスです。
Commented by 大阪のおっちゃん at 2013-07-24 07:33 x
お早うございます
ミヤマシロチョウ、今日ある姿には幾多の進化や歴史があったのですね、
絶滅せず今日があることは、やはり奇跡なんでしょう。
羽化直後の偽瞳孔(複眼の一部を黒くする、この黒い部分を偽瞳孔という)、柔らかい羽化直後の自分を外敵から守る術なんでしょうか、
これも神業ですね。
Commented by chantake123 at 2013-07-24 07:56
おはようございます。
ミヤマシロチョウ。何匹も花にやってきている姿にほっとします。
私はなかなか見にいけないと思いますが、
これからも種を紡いでいってほしいです!
Commented by midipa at 2013-07-24 08:05 x
おはようございます!
僕も写真を趣味にやっていますと、いろいろと
勉強させられ知識や情報を知る機会も
多いのですがシッポさんも銀色の瞳の訳が
この蝶さんによって勉強できましたね^^
そしていとおしい物がまた一つ^^・・・ですね!
Commented by pastel24 at 2013-07-24 08:22
4億年とも言われている昆虫の歴史の中で
150万年前はそんなに遠い過去ではないのかも分かりません
とは言え、想像を絶するロマンの世界が広がってきました
亜高山帯の厳しい環境の中での幼虫の越冬も興味深いです
再訪までする探究心には頭が下がります
開発、乱獲、そして温暖化など人の関与が起因し、150万年の
歴史にピリオドを打つようなことがあってはいけませんね。
文一さんの本、薄くて、・価 ですよね(笑)
Commented by otto-N at 2013-07-24 08:48 x
そうなんですか!全然知りませんでした。
私の撮った中に銀色はいませんでしたが、よく気がつきましたね。
すばらしい再発見ですね。
Commented by ダンダラ at 2013-07-24 08:56 x
瞳孔の色合いについては気が付きませんでしたし、気がついてもふーんという感じで終わってしまったと思います。
気になることをきちんと調べられる姿勢に感心しました。
来年も無事発生を継続してくれるといいですね。
Commented by tanaka-masato at 2013-07-24 09:05
おはようございます、Sippoさん。
羽化直後のミヤマシロチョウ~氷河期から命を紡いできたという歴史ス
パンに驚かされます。 知ることは楽しいことですね。有難うございま
す。
Commented by Toshi at 2013-07-24 10:29 x
こんにちは。
そういうことだったのですね。
ホッとしたような、納得したような。
P!
Commented by randomharvest at 2013-07-24 11:21
暑中お見舞い申し上げます!
こうやって目立たない世界を調べていくことホントに大切ですよね^^
東海のローカル番組で「鉄ぶら」という番組がありますー
きっとSippoさん好きそうです★
まだまだ暑くなりそうなのでお体気をつけて!
Commented by peko at 2013-07-24 11:51 x
Sippoさんの蝶への探究心と深い愛情に
ぐっと来ました。。
本当に小さな命ですが
これからもその命の営みを
絶やさず輝き続けて欲しいなと願っています。
今日も素敵な素晴らしいお写真を拝見させて頂き
ありがとうございます。
応援です☆
Commented by 虎猫 at 2013-07-24 12:44 x
謎が解明できましたね。
遠いところ、通う気力がすごいです。
私でしたら、出会えても、
銀色の複眼すら、きっと気が付かないでしょう。
すごいなぁ~~。
それだけ、誰にも負けないくらい、蝶が好きなんですね・・。
綺麗な蝶に、魅せられる木本もわかります。
頑張ってますね・・・。
Commented by 虎猫 at 2013-07-24 12:46 x
↑綺麗な蝶に、魅せられる木本もわかります。
ミスりました。
綺麗な蝶に、魅せられる気持ちもわかります。

です。すみません。
Commented by Neko at 2013-07-24 15:15 x
ウスバシロチョウと近い仲間なのでしょう。原始の特徴を残した種なのですね。
ウツボグサが好みなのでしょうか、ウツボグサにチョウが来ている写真も始めて見ました。可憐としか言い様のない姿です。
Commented by の子 at 2013-07-24 15:49 x
そうでしたか、安心しました。
解明されてよかったです、ホッです。
Sippo☆さんの研究心恐れ入りました。
ありがとうございました。
Commented by nonohana28 at 2013-07-24 15:51
こんにちは~♪
すごい!
Sippoさんのお写真に、いつも魅せられていましたが
調べれば・・・・
知れば知るほどに奥が深いのですね。
その表現が美しい魂のこもった絵に仕上がるのだと思いました。
Commented by jbl4312t at 2013-07-24 17:19
こんにちは。
銀色の複眼の謎から高山蝶の生態や命の歴史を解明され、
私も驚きを持って読ませていただきました!
こんな美しい蝶の命がいつまでも引き継がれることを願ってやみません。
                               sirabiso
Commented by fairy ring at 2013-07-24 17:32 x
気になることがあると とことん調べられる姿には本当に敬服します。
チョウへの愛情があるからこそですね。
その成果をご一緒に勉強させていただき とても幸せな気分です。
謎はこうだったのですね~ 
私も疑問に思うと 何か必死に調べてしまいます。
このチョウたちが 絶滅しないことを切に願います。
ウツボグサを見る機会があったら 気を付けて観てみますね。


Commented by kokoko1965 at 2013-07-24 18:22 x
活き活きとした 自然の営みが 美しく 撮影されていますね!


pp
Commented by Ami(^-^)ノ at 2013-07-24 18:40 x
なるほど~そうだったんだ・・
目がみえないんじゃなかった!良かったぁ~~~
ちいさな世界にも謎が多いんですね~
Sippo☆さん、調べてくれてありがとう!安心しました。ぽち
Commented by ぼんぼん at 2013-07-24 20:31 x
答えが得られたのは良かったですね!
どこをどう探しても答えが見つからない苦労って、独特にモヤモヤします。。。

ナルホド、変色するんですね(@_@;)
トンボ等では時折?見られますが、蝶でもあるんですか!
見え方か変わったりしないのかな~

昆虫はまだまだ知られていない、解明されていない事が多い様な気がします
やがて研究が進み、全部が分かる様になる、、って事は無いとは思いますが
もっともっと知りたい事が多いです

いやぁ、、美しいお写真で癒され、そして勉強になりました(^^)
Commented by naoggio at 2013-07-24 20:50 x
なるほど、そういう事だったんですね。
私はてっきり遺伝子異常かと・・・
種の系統発生の壮大なドラマと共にとても勉強になりました。
ミヤマシロチョウを見る目が変わりました。
Commented by yoda-1 at 2013-07-24 21:31
質問を受けて、北海道遠征の他の仲間にも聞いてみましたが、羽化直ということだとは想像つきませんでした。
あの文一のシリーズではそこの記載があったとは、驚きべき執念での調査だったですね。
すごいことです。
羽化直を飼育で観察してみたいけど、この希少種は許可なしに飼育できないのですよね。
Commented by h6928 at 2013-07-24 21:53
ミヤマシロチョウ、まだ実物は見た事がありません。
小学生の頃、学研の雑誌で知って以来、
いつかお目にかかりたいと願っていても、未だに・・・・・・。
ステキな画像を見せていただいて、
感謝です。
Commented by hirosi906 at 2013-07-24 21:56
複眼が無瞳孔型に変わるって、良く解らないのですが、見え方が全然違うんでしょうね??
この蝶は生きた化石のような、古代から生き続けてるんですね。
貴重な蝶なんですね。大事にしたいですね。
Commented by gonbe0526 at 2013-07-24 22:09
こんばんは
銀色の複眼には気の遠くなるような長い歴史があるのですね。
平地でも同様ですが高山になるとなおさら環境の変化に脅かされる命がありますね。
いつまでも耐えることなくと祈るばかりです。
Commented by happysweet1205 at 2013-07-24 22:21
すご~~い そんな歴史があったんですね。
そして、不思議だった謎も解明できてすっきりしましたね。
再び高山へ!
sippoさんが来るのを待ちわびてたかのように
たくさんのコたちに出会えて 良かったですねぇ。
とても美しい蝶 たくさんの子孫を紡いで欲しいです。
P☆彡
Commented by kame-photo-2 at 2013-07-24 22:55
Sippoさん、こんばんはです!
ボクのことをもっと知ってほしい・・
銀色の瞳の謎が解明されましたね・・
その探求心に頭が下がる思いです・・
それにしても・・チョウになってからわずか10日程の命とは驚き。
これからも絶えることなく繁殖していってほしいですね。
ポチッ!
Commented by さくら at 2013-07-25 00:42 x
ミヤマシロチョウが今いるのは
神様のおかげかもしれませんね。
たくさんの歴史を繰り返してきて
これからの未来もきっと守ってくれるはずです^^
期待しましょうね。
頑張って。
と声をかけてあげたい気持ちです。
Commented by the-fuji at 2013-07-25 10:09 x
貴重なカットを切取ますね。
Commented by hakutou5 at 2013-07-25 14:44
こんにちは~。
ミヤマシロチョウの生息地は局地的なのですね。
わざわざ見に行かれたSippoさんの意欲も凄いです。
タテハチョウの仲間ですか、生き残ってほしいですね。
ポチ!
Commented by colorko at 2013-07-25 18:15 x
sippo☆さん こんにちは ヽ(*´∀`)ノ
いつもながらsippo☆さんの真っ直ぐなちょうちょさんへの思いに感銘を受けるとともに、ミヤマシロチョウさんの歴史にロマンを感じました
これから何千年先にも同じ姿が見られるように守ってあげたいですね
Commented by 山本 at 2013-07-25 19:13 x
こんばんは、Sippoさん、
ミヤマシロチョウですが、翅の感じが何となくアサギマダラと重なり
ます、僕としては。
元気に花の蜜を吸ってる写真が好きです。
しっかりと守って行きたいですね。
Commented by mizuki-39 at 2013-07-25 19:27
とってもきれいな蝶ですね。
高山にいる蝶なのですね。
Sippoさんの愛情あふれる接し方が伝わってきます。
Commented by ichizo77 at 2013-07-25 19:55
羽化不全と関係あるかと思いましたが、そういう事でしたか。
勉強になりました。
Commented by 一炊の夢 at 2013-07-25 20:02 x
蝶々の 太古のロマン 今も舞う  優迷人  吟
沢山のミヤマシロチョウに出会えて、新婚さんのお仲人も・・・
幾多の挑戦が、それを上回る、感動の写真となりましたね。

魅せて頂きました。
Commented by hiro-photo at 2013-07-25 20:02
こんばんは。
羽化直後の子の銀色の複眼は偽瞳孔と言う事になるのでしょうか・・・、偽瞳孔で会っても物を見る事は出来るのでしょうか。
神秘的な高山蝶ですね。
Commented by macro87 at 2013-07-25 22:44
この繊細な美しい姿。
言葉がありません☆
Commented by gigen_t at 2013-07-26 20:07
 何時も ビリッケ で恐縮です。 この道には 疎いですが、 彼女達へ注がれる 熱意は イヤトイウホド 分かります、凄い事です、 当然乍 博士号は 取得済み なのでしょうから、
名前
URL
削除用パスワード
<< ■■ 銀の導き 3 ■■ ■■ 銀の導き 1 ■■ >>