■■ 外来種と呼ばれて ~前編~ ''虫さん 番外編 4'' ■■



里山の片隅の 雑草生い茂る荒れ野原
ススキや、セイタカアワダチソウに埋もれそうになりながら
一本の幼木が頑張っていました




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丈にして、僅か1mちょっと
やせっぽちの・・・茎と呼んだ方が良いくらいの細い幹から
懸命に枝葉を広げ


数えるほどの若葉が、それでも陽光を受けて輝いていました



そして、その葉の上には
この幼木を頼って生きる ちいさないのちの姿がありました






・・・まるで、キリンさんみたい(*^-^*)


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アカボシゴマダラの幼虫さんです


1998年、神奈川県で発見されたこの蝶は、大陸の亜種
誰かが人為的に、この地に放蝶したものが増えて、現在に至っている

日本固有種のゴマダラチョウと食樹(エノキ)が同じため
競合が懸念されている―


でも、このあどけないお顔を見てやってください
なんと無垢で、愛らしいお顔でしょう。


12年前―
遠い異国の地から 見知らぬ土地に放たれた、この子の先祖は
どれほど寂しく、また不安だったことでしょう。


それでも、彼女は、頑張りました。
右も左もわからない 恐怖と闘いながら
一生懸命、生きました。

同じように頑張る相手と結ばれて
子を、紡ぎました。


そして現在、東京に於いてもよく姿を見られるようになりました。


この子に、罪はあるでしょうか。



~次回に続きます~


[アカボシゴマダラ]  撮影地:神奈川県
by Sippo5655 | 2010-11-29 23:35 | 虫いろいろ
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